昨年よりスタートした埼玉県入間市のお庭。
現在、木工作業、セメント作業、植栽作業と同時進行中。
ウッドデッキからお庭へとつながる沓脱石は、自然石を利用したり、
板状の古材石などを組み合わせて使用することもありますが、
今回は、ウッドデッキの大きさや植栽の雰囲気に合うように
形状や大きさ、色味のバランスを検討して製作しました。
セメントが固まる前に表面を洗い、中の砂利や小石をあえて見せる洗い出しという技法。
今回はセメント色が出過ぎないよう、少し茶色を混ぜています。
洗い出した当日の雰囲気。
洗い出し翌日の雰囲気。
お庭と建築をつなぐ重要な役割がある沓脱石。色味、洗いの加減、うまく仕上がりました。
今後、使えば使うほど味が出てきます。
地面の起伏の中に景石を据え付け、より自然に近い状態を作り上げていきます。
細長い石を立てて使うということはせず、山の中で自然と転がり落ち、そして自然と止まったような据え方が一番
馴染むものです。景石、沓脱石、ウッドフェンス一つ一つ主張しすぎないことが重要です。
完成まであと少し。