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芦名の庭が完成しました

イングリッシュガーデンの要素を取り入れた庭づくり

昨年から造園施工を進めていた、芦名の庭が遂に完成しました。今まさに春の草花が咲き乱れていて1年の中でも最高の景色が広がっています。昨年の秋に球根を仕込んでいた、アリウムも無事に開花しました。真っ直ぐ伸びた茎の先に、ボール状のポンポンのような花をいたるところで咲かせています。

お施主様のご要望が、イングリッシュガーデンのような草花の要素も取り入れた、この敷地にあう植栽をご希望されていたので、イングリッシュガーデンを象徴するスタイルの一つであるボーダーガーデンの要素を取り入れつつ、この広大な敷地に合うようアレンジして植栽を計画しました。

ボーダーガーデンの主な定義と特徴

Border Gardenとは、小道や芝生の縁、壁沿いなどに沿って、帯状に植物を植栽した庭の形式のことをいいます。基本的にはひな壇状の配置になっていて、手前に背の低い植物、中央に中くらいの高さの宿根草など、背景に背の高い草花や低木を配置し、奥まですべての植物が綺麗に見渡せるように設計されます。

花色や質感、葉の形や大きさも大小さまざまなものを組み合わせることで、季節ごとに主役が移り変わり、自然なグラデーションや、植物同士が調和しながら野生的に茂る姿を楽しむことができます。

今回の植栽のポイント

実際のイングリッシュガーデンの典型的なボーダーガーデンは、植物の種類や量も本当にものすごく入りますが、個人邸でそれを管理し維持し続けるのは、相当な庭への熱量と、単純にお手入れの労力がとんでもなく必要になります。お庭を愛するイギリス人の方たちは、毎日毎日、お庭に出て花柄を摘んだり、日々のお手入れを欠かしません。それが彼らにとってのライフワークだし、素晴らしい庭を持つオーナーは、一般の方たちに自分たちの庭を公開するOPENGARDENが頻繁に開催されるので、庭を美しく管理維持することは、大切なアイデンティティの一つになっています。

今回は、敷地が広大であることや日々のお手入れも考慮し、ボーダーガーデンほど植物の種類や量を詰め込まず、ダイナミックにグルーピングをし、既存の樹木やフォーカルポイントになる花を咲かせる樹種も織り交ぜることで、360度どこからみても美しくなることを心掛けて植栽を計画しました。

最高の相性!

今回最大の発見は、海に近い芦名の土地は、砂が多く混じっていて、排水性が大変良く、気候も内陸に比べると涼しいため、イングリッシュガーデンにはとっても相性がよかったということです。

春に、これだけの花が一斉に咲いてくれると、本当に圧巻で、言葉にできない感動があります。そして何より、この景色をお施主様に喜んでいただけたことが、私たちにとっては一番の幸せです。

次回は、植栽のテイストを変えた別のエリアのご紹介をしたいと思います。

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