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ピンとした空気

空気が澄み渡る夕暮れ時

竣工後1年半ほど経ったフォトスタジオ、Chou-mer-lilyの庭。

真冬にも関わらず、常緑のグリーンが溢れる瑞々しい空間です。

庭を計画するときに、お施主様から言われたオーダーはスタジオムンバイみたいな雰囲気の庭、というもの。スタジオムンバイとは、インドのムンバイを拠点とする建築事務所で、建築家と職人が協力し、手作業を重視した建築プロジェクトを行うことで知られています。

庭のテーマを伝えられたとき、日本で手に入る植物を使って、どこまでそういった雰囲気が造れるのか、不安とワクワクとで胸が高鳴ったのを覚えています。

既存樹で使用できる植物は出来る限りそのまま残す、もしくは移植する。動かせない巨石や大木はそのまま活かす。葉の形が特徴的で魅力的な植物をポイントで加えていき、最終的に自分が思い描いていた以上の庭が出来たときの喜びは、非常に大きなものがありました。僕を信じて新しいことにチャレンジさせて頂いたお施主様に大変感謝しています。

庭の改修前の様子。3つの大きな巨石で構成された立派な坪庭でした↓

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