2億年以上前からはじまる岐阜チャート石の歴史
SORRAの庭でたびたび登場する岐阜チャート石。全体的には赤みを帯びた石ですが、よくみると色とりどりの石が混じっており、その色合いの美しさから庭の景石や砂利としてよく用いています。


チャート石とは、もともと海の底に積み重なった微生物の殻が長い年月をかけて固まり、硬く風化しにくい岩石になったものです。微生物の殻の厚みは0.1mm程度、一般的に1mmの堆積に約1,000~2,000年、数センチメートルの厚さを形成するのに約2万年かかるとされています、、
なんて尊い、、
普段、石の歴史なんて考えることもあまりないと思いますが、、道端に転がっている石も地球の地殻変動とともに地表に現れた、長い長い歴史を持つ特別なものだったりします。
庭は草木など植物がクローズアップされることが多いですが、数千年から数百万年の歴史を刻む石と考えると、景石も価値ある景観の一部として改めて庭の風景を楽しんでいただけるのではないでしょうか。
