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2020-03-07

「山香ばし」と「灰の木」

「山にある香ばしい木」とは、ヤマコウバシのこと。

枝葉を折るとショウガのような香りが漂います。高級な楊枝枝にも使われるクロモジと同じクロモジ属の木です。落葉樹ですが、葉を付けたまま越冬するのが特徴です。

「灰(アク)のでる木」、ハイノキ。

葉から出る良質の灰汁が染料に使われることが名前の由来だそうです。樹形がキレイな常緑樹で4~6月頃には白い花をいっぱいに咲かせる美しい木です。夏頃には野鳥が食べる実もなります。

四季の移り変わりを真っ先にご家族に届けてくれることを願い、春夏秋冬楽しめる樹種の組み合わせをリビングのデッキに植栽しました。

デッキの周囲にも植栽スペースを設けています。デッキと同じレベルまで土を盛り、植栽の足元が見えるように工夫をしています。

植栽の足元が見えるか否かは大きな違いがあります。足元が見えず、木々がデッキ周りをただ囲むだけというのは、樹木が単なる周囲からのスクリーンの役割にしかなりません。樹木の足元と下草、土の起伏などが相まって美しい景色を造りだすのです。

美しい庭を保つには、伸び過ぎた木々を剪定するのはもちろんですが、足元をいかに美しく保つかということが庭の美観を保つ重要なポイントだと考えています。

植栽工事はまだまだ続きます。玄関スペースはガラリと違う雰囲気になる予定ですのでお楽しみに!

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